心臓は、収縮と拡張を繰り返しながら全身に血液を送り出しています。
心臓から動脈に送り出された血液は、酸素と栄養を全身の毛細血管から細胞に供給します。栄養分や酸素を供給し終えた血液は、毛細血管を抜けて静脈に入り、まるで井戸水が汲み上げられるように心臓に戻ってきます。
血液が心臓から出ていく時に、血管にかかる圧力が血圧です。
腎臓は、からだの左右に1つずつある臓器で、そら豆のような形をしています。
腎臓には毛細血管がたくさん集まっていて、血液をろ過して、不要な老廃物や毒素を尿として排出します。
また、尿に含まれる電解質(ナトリウム、カリウム、リン、カルシウムなど)の量を増減することで、体内の水分量を調節したり、血圧や血液の量を調整するホルモンを出したりします。ほかにも、腎臓はさまざまな役割を果たしています。

血液の循環にかかわっています。
心臓と腎臓を中心にした血液の循環に、
血糖値やLDL-コレステロールも関係してきます。
からだの60%は水分でできています。この水分は、心臓と腎臓の働きで正常に保たれています。

血液は、肺で酸素を取り込み、肝臓で栄養分を取り込んで、全身の細胞に送り届けます。反対に、細胞にたまった二酸化炭素や老廃物などを細胞から抜き取ります。この仕組みが働くには、血液がスムーズに流れること、老廃物などがからだの外に排泄されることが必要です。
血液を全身へ送り出すのが心臓、血液中の不要なものをからだの外に出すのが腎臓、酸素と二酸化炭素を交換するのが肺の役目です。さらに、それらを結びつけているのが血管です。
心臓・腎臓・血管は、ホルモンや神経系などとも相互に関連しながらコントロールされていて、それぞれが影響しあっています。
LDL-コレステロール値や血糖値が上がると、血管が硬くなったり詰まったりして、血液が血管の中を流れにくくなる場合があります。そこで心臓というポンプは、血圧を上げて、より強い力で血液を全身に送り出そうとしますが、血圧が上がると心臓に負担がかかります。同様に、血圧や血糖値の高い状態が続くと、腎臓にも負担がかかり、腎臓の機能が徐々に低下してしまうことがあります。そうなると、尿の量が減り、血液の量が増えてしまうことから、血圧が上がり、さらに心臓にかかる負担が増えてしまいます。このように、血圧・LDL-コレステロール値・血糖値の上昇は、時間をかけて心臓と腎臓に負担をかけ続けることになり、いずれ心不全や慢性腎臓病といった疾患を招く原因となってしまいます。
